はちどき農園記 ~筑波の山のふもとから~ 

有機農業の先進地(茨城・やさと)の畑から日々の喜怒哀楽を実況しています。

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紆余曲折 ~キュウリ道~

就農1291日目。

90%が水分、カッパが好きな緑の野菜。
そう世界一、栄養がない・・いや低カロリーの野菜だと、ギネスブックにも載っていると。

まさに夏は、サザンかキュウリかというくらいメジャーどころです。
DSCN20670710.jpg DSCN20690710.jpg
【ふつうのものより大きめに育ちます】          【採りたては針のよう】


皮が薄く歯切れがよい食感、イボイボが特徴の四葉(スーヨー)キュウリ。
漬物屋さん御用達、某有名漬物「Qちゃん」(バレバレ?)もこの品種です。
DSCN19790710.jpg DSCN19830710.jpg 
【ハチが受粉して】                 【実がついていく】



そのまま食べられるの?って、くらいがイボがトンガっています。
もちろんガリガリかじってください。
「板ずり」といって、まな板でごろごろ転がして表面をけずる方法もありますね。



さて、キュウリに見かける、この白い粉のようなもの。ナニコレ?
DSCN20680710_20130723210806.jpg
【ブルーム(果粉)】  これには、キュウリの波乱万丈の過去がアリマシテ・・

ブルームは、いわばキュウリ自身の生理現象。
これを表面にまとうことにより、乾燥を防ぎ、皮が薄くともうるおいを保っているんですよね。


この白い粉を「農薬がついてる」とクレームが消費者からあがり、ブルームキュウリは市場から消えました。
品種改良により、ブルームのでない「ブルームレスキュウリ」が、現在のスーパーに並ぶこととなりました。

『野菜の種、いまむかし』より  (参照)

ブルームを残留農薬と誤解した主婦たちはきれいなブルームレスキュウリに飛びつきました。
実を守るブルームが出せなくなったキュウリは、皮を硬くして実を守ろうとします。皮を硬くするので、出荷サイズに育つには生育日数が何日も余計にかかりました。当然キュウリ農家にとっては収量減につながりますが、皮を硬くしたキュウリは、店頭の日もちが良くなり流通業者に喜ばれました。見ばえと日もち優先の社会が、まずいキュウリをさらにまずくしてしまったのです。

 現在、市場を支配する外食産業の要請で、キュウリはイボなしに変わりつつあります。イボに雑菌が付くのを防ぎ、食中毒のリスクを少なくするためです。味が変わり、形が変化したキュウリは、これからどこへ行くのでしょう?

(参照:野口種苗より) 


DSCN19870710.jpg  DSCN19150710.jpg
【生育が早く、朝夕に収穫しないと巨大化します。そして静かに曲がる、バナナみたいに】

スーパーに並ぶキュウリのほとんどは、ピカピカしてツヤツヤの「ブルームレスキュウリ」。
昔のキュウリは、イボなどで新鮮さを判断していました。
こだわり、とまでは、言いませんが、そんな品種を作れるのも農家の醍醐味です。

え? まわりくどいって?   

今回は、キュウリだけに長ーーーーくなりました。  
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[ 2013/07/20 00:12 ] 日々の発見 | TB(1) | コメント(0)
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